お子さまの乳歯に関して、気になっていることはございませんか?
「乳歯はいつ頃から生え変わるの?」「生え変わる時期に気をつけることってある?」など色々あることでしょう。
今回は「乳歯から永久歯へ生え変わり時期に気をつけたいこと」をご紹介していきます。
幼児期のお子さまがいらっしゃる保護者の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
生えかわりがはじまる時期
生え変わる順番は最初下の前歯が抜けて永久歯に変わり、ほぼ同時期に6歳臼歯(きゅうし)と呼ばれる奥歯の大臼歯(だいきゅうし)が生えてきます。
大臼歯は乳歯がないので、永久歯が生え変わる時期に初めて生えてきます。
そして、14歳前後で親知らず以外の永久歯は全て揃うはずです。
しかし、歯の生え変わりのスピードはそれぞれなので、多少遅くてもあまり心配する必要はありません。
生えかわり時期に気をつけたい5つのこと
乳歯から永久歯に生え変わる時期、気をつけてほしいことが5つあります。
- 乳歯がなかなか抜けない
- 乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた
- 口腔習慣がある
- 乳歯の虫歯
- 生えたばかりの永久歯の虫歯
順番に解説していきますね。
乳歯がなかなか抜けない
その乳歯のことを「大人乳歯」と呼ばれており、中には晩年を大人乳歯で過ごす方もいらっしゃいます。
大人乳歯は「先天性欠如歯」が原因だといわれていますが、現時点では詳しいことはわかっていません。
2011年日本小児歯科学会が発表した調査によると10人に1人、1本〜数本の永久歯の先天性欠如歯が認められたそうです。
詳しいことはわかっていませんが、そのままにせず一度歯科医院で相談をすることをおすすめします。
乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた
下の歯でよく見られることですが、乳歯がぬける前に永久歯が生えてくることがあります。
この場合、虫歯になりやすい・歯並びが悪くなるなどのリスクがあり、放置しておくことは大変危険です。
経過観察と言われるケースもありますが、まずは1度歯科医院で診てもらいましょう。
口腔習癖がある
口腔習慣があるお子さまは、歯並びや噛み合わせに影響がでる場合があります。
口腔習慣には、次のようなものがあります。
- 指しゃぶり
- 爪を噛む
- 歯ぎしりをしている
- いつも口を開けている
このような癖は、無意識で行っている場合が多くあります。
お子さまの行動で、思い当たるものがあれば早めにやめさせましょう。
乳歯の虫歯
「乳歯は生え変わるから虫歯になっても大丈夫ですか?」という保護者の方がいますが、乳歯であっても虫歯は放置しないでください。
乳歯の虫歯であっても、進行が進むと根っこ部分にまで虫歯菌が進入してきます。
そうなると、次に生えてくる永久歯の虫歯リスクが高くなります。そのままにせず早めに治療を受けさせましょう。
生えたばかりの永久歯の虫歯
生えたばかりの永久歯は、虫歯になりやすいため注意が必要です。
生えたばかりの歯は、表面のエナメル質が弱く虫歯菌の出す酸によって溶かされやすく、虫歯の進行が早いといわれています。
特に奥歯の永久歯は生え変わっている最中、複雑な形をしているため歯ブラシの毛が当たりにくく磨き残しが多く見られます。
虫歯を防ぐためには、食習慣や丁寧な口腔ケアが重要になってきますので気をつけましょう。
まとめ
ここまで、乳歯の生え変わり時期や注意したいことをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
乳歯の生え変わり時期や注意点を知っておくと、小さな変化に気づくことができます。
お子さまの歯や予防に関して気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
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