天然歯(てんねんし)という言葉をご存知でしょうか?
天然歯は文字通り、「天然に生えている自分の歯」のことを言います。天然歯は1度削ったり抜いたりしてしまうと、元に戻ることはありません。
現在、歯科技術は日々発展していますが、天然歯をこえる人工歯は存在しません。
健康な天然歯を守るためには、何に気をつけたらよいのでしょうか?
天然歯と長く付き合うために大切なことをご紹介いたしますので、歯の健康が気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
天然歯の重要性
「もっと歯を大切にしておけばよかった」歯を失った方がよく口にされる言葉です。1度失ってしまった天然歯は元に戻りません。
天然歯を失ってしまうと、食べたいものを満足に食べることが難しくなり、さらに何度も治療を受けなければいけないのでとても大変です。
「食べる」という行動は私たちが生きていく中で、もっとも重要なことであり人生の楽しみでもあります。
今ある大切な歯を守るということは、身体の健康にも大きく影響していきます。歯を失って後悔をしないようにしましょう。
歯に寿命ってあるの?
「歯の寿命」と言われても、あまりピンときませんよね?実は、歯にも寿命があります。
日本人の歯の平均寿命は約50〜65年と言われています。40代を過ぎると歯を失う本数は増えていき、80代では10本も残っていない方が多いのが現状です。
6歳頃から永久歯が生えてくるため、約80年以上は保たせなければいけません。
健康寿命を伸ばすように、歯の寿命も一緒に伸ばしていきたいですね!
天然歯を守るためにしてほしい4つのこと
いつまでも健康な歯を保つために、何をするべきでしょうか?
天然歯を守るためにしてほしいことが4つほどあります。できることから取り組んでいきましょう。
生活習慣を見直し改善をする
まず、心がけてほしいことは生活習慣を見直し改善することです。
歯周病は感染症の一種なので、身体の免疫力が低下すると感染のリスクを高めてしまいます。日々のストレスや偏った食事、喫煙などを続けると歯周病にかかりやすくなります。
今すぐ全てを改善することは難しいと思いますので、少しずつ改善できることからはじめましょう。
正しく丁寧な歯磨きを心がける
次に、正しく丁寧な歯磨きを心がけるようにしてください。
誰もが当たり前のように行っている歯磨きですが、ただなんとなく磨くだけでは効果は期待できません。
最低でも3分以上時間をかけて丁寧にブラッシングを行い、さらに歯間ブラシなどを適切に使用し磨き残しを防ぎましょう。
ブラッシング方法に自信のない方は、歯科衛生士にアドバイスをしてもらうことをおすすめします。
家族全員で虫歯・歯周病の予防をする
次に、家族全員で虫歯・歯周病の予防を行ってください。
虫歯や歯周病は、人から人へ感染します。家族間での食器の共用や回し飲みなど、唾液を介してうつる可能性があります。
どんなに自分が気をつけていても、うつされてしまっては予防の意味がありません。
家族全員で予防をし、健康な歯を守りましょう。
定期的な歯科検診に行く
最後に、定期的な歯科検診に行くことを習慣づけましょう。
どんなに丁寧に歯磨きをしていても、なかなか取り除くことが難しい汚れがあります。いつしかその汚れが、虫歯や歯周病となって現れることも少なくありません。健康な歯を守るためには、セルフケアだけでは限界があります。
定期的に歯の状態を確認、クリーニングしてもらうことで健康な歯を長く保つことができます。
3ヶ月に1回の定期検診をおすすめします。
医院紹介
【医院名】みこと歯科クリニック
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