そのまま放置しておくことは、大変危険だということに気づいていますか?永久歯は1度失うと元に戻すことはできません。
今回は、そうならないためにも知ってほしいことがあります。
- 大人の虫歯が危険な理由
- 大人の虫歯になりやすいひとの特徴
ひとつずつ解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
大人の虫歯が危険な理由
大人の虫歯が危険な理由は大きく2つあります。
- 痛みが出にくいため知らない間に進行している
- 気づいたときには神経を抜かなければならない
それぞれ解説していきます。
痛みが出にくいため知らない間に進行している
大人の虫歯は「痛みがあまり出にくい」という厄介な特徴があります。子どもの虫歯は痛みが出やすいため、すぐに治療をはじめる方が多い傾向です。
大人の虫歯が痛くなりにくいのには、歯の構造に要因があります。
子供の歯は、柔らかく神経も太いので痛みを感じやすいのが特徴です。それに比べて、大人の歯はエナメル質や象牙質が厚いので、すぐに痛みを感じることは少ないです。
そのため、気づかないうちに進行していることが多くあります。
気づいたときには神経を抜かなければいけない
大人の虫歯は、気づいたときにはかなり進行している場合があり、神経を抜かなければならない状態になっていることがあります。
大人は仕事やプライベートが忙しく、多少の違和感であれば放置する方が多くいます。そのため、虫歯がかなり進行してしまい「抜歯」の処置を取らざるを得なくなります。
最悪の場合、歯を失うことにつながりますので、放置をするのはやめましょう。
大人の虫歯になりやすい人の特徴
大人の虫歯になりやすい人には、いくつか特徴があります。
- 過去に虫歯治療をしていた人
- お口の中が乾燥している人
- 間食の回数が多い人
- お酒を飲む機会が多い人
大人ならではの特徴も含まれていますので、ご自身の日頃の行動と照らし合わせながらご覧ください。
過去にむし歯治療をしていた人
幼少期など過去に虫歯治療をしていた人は、大人になってからも虫歯になりやすいという特徴を持っています。
過去の虫歯治療で、詰め物や被せ物をしていると時間の経過により、隙間や段差ができている場合があります。その隙間に虫歯菌が入り込み、虫歯になるケースは多いです。
また、神経を抜いた歯は痛みを感じないため、さらに発見が遅れ治療が長引くことがあります。
お口の中が乾いている人
お口の中がよく乾いている人も、大人の虫歯になりやすい人の特徴です。
お口の中が乾燥してしまうと、唾液に含まれる虫歯予防効果が十分に発揮されず虫歯になりやすい環境になってしまいます。
加齢に伴い唾液の分泌は減っていきますが、それ以外にも喫煙・お薬の副作用・糖尿病などが原因で唾液の分泌量は減っていき乾燥の原因になります。
間食の回数が多い人
間食の回数が多い人も、大人の虫歯になりやすい人の特徴です。
間食の回数が多いと、お口の中の酸性状態が長くなり虫歯のリスクは高くなります。
仕事中に小腹を満たすため、デスクにお菓子を入れている方も少なくないはずです。間食をするときは時間を決めて食べるようにしましょう。
お酒を飲む機会が多い人
お酒を飲む機会が多い方も、大人の虫歯になりやすい人の特徴です。
アルコールそのものが悪いわけではなく、アルコールに含まれる糖分が悪影響を及ぼしています。
ご存知の方も多いとは思いますが、虫歯菌は糖分が大好物です。そのため糖分が多く含まれるアルコールを摂取するほど、虫歯のリスクは高くなります。
「全く飲まないでください」というわけではなく、糖分の少ないお酒を選ぶなど工夫して楽しむようにしましょう。
大人の虫歯こそ放置しないで!
ここまで大人の虫歯についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
大人の虫歯は進行がわかりづらく、最悪の場合大切な歯を失うことになります。
そうならないためにも、少しでも違和感がある場合には歯科医院を受診しましょう。
医院紹介
【医院名】みこと歯科クリニック
【住所】福岡県福岡市早良区干隈3丁目29-18
【電話対応】092-707-4673
【営業時間】
月~金:9:00~13:00/14:30~19:00
土 :9:00~13:00
【休診日】水曜・土曜午後・日曜・祝日
【駐車場】4台完備
【最寄り駅】地下鉄七隈線「野芥駅」(イオン方面)から徒歩5分